山口隆司教授が「第16回海洋立国推進功労者内閣総理大臣表彰」を受賞しました。
活動報告 2023.08.31

山口隆司教授が「第16回海洋立国推進功労者内閣総理大臣表彰」を受賞しました。

国土交通省、文部科学省、農林水産省、経済産業省及び環境省が内閣府総合海洋政策推進事務局の協力を得て実施している「第16回海洋立国推進功労者表彰」(内閣総理大臣賞)の表彰式が行われ、研究開発課題5リーダー 山口隆司教授が受賞されました。

本章は科学技術、水産、海事、環境など海洋に関する幅広い分野における普及啓発、学術・研究、産業振興等において顕著な功績を挙げた個人・団体に贈られるものです。

(功績概要)水環境保全・水資源活用技術の開発

公共用水域の環境保全・修復を目的とし、国内外において適用可能な水資源再生技術を研究開発し、その社会実装までを推進しており、食糧問題の課題解決に貢献するための海洋魚介類等の陸上養殖・生物飼育水管理技術の研究も進めています。

また、人材育成の面では、早期に技術経営の手法を教育研究に取り入れ、これまでに37名の博士を輩出し、海洋等の水環境保全、海洋利活用、及び水処理・水資源再生分野での全球的人材ネットワーク形成による教育研究連携体制の構築をしています。産業界のネットワークと連携して構築してきた本邦発の省エネの水資源再生技術は国内外で標準化や社会実装に至っています。

若手人材育成として国内外の高専・大学と連携し、SDGs 目標14「海洋と海洋資源の持続的保全と利用」を含むSDGs指向の人材育成プログラムや国際会議・ワークショップの開催等を先導し、海洋、水等に関して教育研究の発信・啓発をしています。自らも大学発ベンチャーを企業し、アントレプレナーシップ教育による人材育成プログラムを積極的に牽引し、海洋生物飼育のための水管理や水資源利活用という地域課題解決を国内外で進めている点などが評価され表彰されました。