ビジョン

VISION

地域資源完全循環型
バイオコミュニティの実現

豊かな資源と技術を活用して
「コメどころ新潟を将来に」引き継ぎ
田園が生み出す「食料づくり」の社会
「若者が住み続けられる社会」を実現する

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メッセージ

Message
長岡技術科学大学 技学研究院
技術科学イノベーション系 教授

小笠原 渉

Wataru Ogasawara

今、“コメどころ”新潟地域の「田んぼ」は危機的な状況であります。「大学の役割とは?」「科学者がすべきことは?」「地域に根ざす大学とは?」。多くの大学人が、今の日本において感じ、考えております。

本学、長岡技術科学大学は、「技術」を「科学」することが理念であります。
長岡『科学技術』大学ではございません。
“コメどころ”新潟地域における本拠点の役割は、「農家さんの匠の技(技術)」を「科学の力」で、学び、付加価値を高め、「田んぼ」を次の世代に引き継ぐことであります。儲かる農業、若者に魅力的な農業を目指します。田んぼをフィールドとし、自然と向き合う本プロジェクトは、最新のサイエンスがそこにあり、大学人が挑むべき魅力的な対象でもあると確信を持っております。
農家さんを中心とした多くの業種と共創し、地域のバイオ資源をしっかりと循環しながらバイオコミュニティを醸成してまいります。
さらに、市民の皆さまには、田んぼを「他人ごと」ではなく「自分ごと」として捉えていただけるプロジェクトにしてまいります。

世界に日本の“KOME”文化をしっかりと理解してもらいたいと思っております。すべての方々がご参加いただける“KOME-DOKORO COI-NEXT”にしてまいります。よろしくお願いいたします。

長岡技術科学大学 学長

鎌土 重晴

Shigeharu Kamado

本学は、先進的研究・技術開発を推進し、その社会実装を通じて地域産業の活性化に取り組んできました。
本事業では、コメの価格下落、肥料価格の高騰、後継者不足など農業をめぐる地域の深刻な課題に対し、大学の様々な分野の技術を結集して“コメどころ”新潟地域の活性化に貢献してまいります。地域の皆様との対話を重ねながら、資源循環型社会の実現に向けて取り組んでまいります。

長岡市市長

磯田 達伸

Tatsunobu Isoda

長岡市は、市域の25パーセントを農地が占め、コメの産出額は全国2位の“コメどころ”として、清酒や米菓などの関連製造業も盛んです。一方で市の人口減少は深刻な状況であり、「若者が定着するまちづくり」を目標に各種施策に取り組んでいます。

2021年には内閣府による地域バイオコミュニティに全国4拠点の1つとして認定されており、長岡技術科学大学との密な連携のもと、バイオコミュニティの実現に向けてしっかりと取り組んでまいります。

ロゴマークについて

Logo mark
田んぼの地カラ、ミライへ コメどころ新潟 地域共創による資源完全循環型バイオコミュニティ拠点

田んぼを中心とした風景をデザインのシンボルとしています。
田んぼから広がるこれからの未来や地域共創をわかりやすく表現しています。
周りの点線の枠はこれから始まるさまざまなイノベーションを意味し、循環していく様子を表現しています。