花水農産へ見学に行きました
活動報告
2024.03.18
花水農産へ見学に行きました
3月15日(金)に十日町市にある有限会社花水農産 様に冬季の取り組みを見学してきました。
米農家の長年の課題でもある「冬の仕事」として、一般的には、スキー場での仕事や地域の除雪等を行っている農家さんが多いようですが、花水農産様では1年中自社で従業員を雇用したいという思いから、大豆・野菜・果物の栽培や、豆腐の製造・販売等もされています。
農作物については、主に、トマトやナス、青菜、いちごなどをビニールハウスで栽培し、移動販売のほかに道の駅、スーパーへ出荷したり、カタログギフトに出品したりされています。また、豆腐については、自社で栽培した大豆を通常の3~4倍使用して製造し、1年を通して移動販売や料亭・ホテル、飲食店に卸されています。
さらに、製造の際に出るおからと米ぬかを発酵させて作ったおから堆肥を米・大豆の圃場に利用したり、ビニールハウスのボイラーの燃料として利用している籾殻の廃棄物である燻炭を肥料として活用したりするなど、資源循環にも精力的に取り組まれています。
稲作農家さんの課題は、冬の雇用だけでなく仕事の効率化や猛暑への対策など多岐に渡りますが、多忙の中でも新たにできることを模索し、工夫しながら様々なことに挑戦されている様子が伺えました。
これからも農家さんとの対話を重ね現場の声を聞きながら、農家さんの直面する課題の解決や、ワクワクする農業の実現に向けて研究開発を進めてまいります。
(写真(左から):取組の紹介、ハウス栽培の見学、いちごの栽培)