8月20日〜25日、阪神百貨店(大阪)で開催されたイベントにブースを出展しました
8月20日〜25日、阪神百貨店(大阪)で開催された「第4回 発酵デザイナー小倉ヒラクの発酵マーケット 麹/KOJI」に、COI-NEXTのブースを出展しました。そこでは雪室貯蔵米に関するアンケートを実施し、アンケートにお答えいただいた方に、長岡の農家さんが作った雪室貯蔵米「ゆきさん」の2合パックを、毎日100名様限定で配布しました。


発酵の原料として欠かせない「お米」。皆さんが「お米」に対し、どのような意識をお持ちなのか調査するため、本プロジェクトで研究中の「雪室貯蔵米」に関するアンケートを実施しました。
そこでは、消費者の皆さんの生の声を聞くことができました。中でも印象的だったのが、
「お米を購入する際に一番気にするのは価格」という回答が多数を占める一方で、農家さんへの感謝の声を多く聞けたことです。
昨今のお米の値上がりに大変な思いをしている現実がある中でも、「安心・安全なら高くても払う」「農家さんに利益が行くなら応援したい」という温かいコメントをたくさんいただきました。消費者の皆さんが、価格の向こう側にいる生産者の存在をしっかりと意識してくださっていることに、とても嬉しくなりました。


また「雪室」という言葉自体をご存知でない方が多かったものの、「雪」で「お米」を貯蔵することに対しては、多くの皆さんが「自然の力で熟成・保存するイメージ」「甘みや旨味が増しそう」といったイメージや期待をお持ちであることが分かりました。
雪室貯蔵によってお米にどのような変化が生じるのか?という、科学的な裏付けを示すことの重要性を再認識しました。
今回のイベントでフォーカスした雪室貯蔵技術は、私たちCOI-NEXTプロジェクトが取り組む研究の一つに過ぎません。
農家さんが持続的に収益を上げられる農業の未来に向けて、お米と田んぼを軸とした総合的な研究を「技術を科学する」アプローチで推進しています。雪室貯蔵技術も、この大きなビジョンの中で新潟の地域特性を活かした価値創造の一翼を担っています。
雪室貯蔵技術の研究は始まったばかりですが、長岡の雪と農業の新しい可能性を全国の皆さんに発信していけるよう、引き続き取り組んでまいります。