日スイス発酵食品シンポジウム「The Power of Fermentation: Japan’s Tradition and Science in Switzerland」が開催されました!
2024 年、こうじ菌を用いた日本の「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。
これを機会に、在スイス日本国大使館との共催により、日スイス発酵食品シンポジウム「The Power of Fermentation: Japan’s Tradition and Science in Switzerland」を日本国大使館の会場をお借りして、9月21日に開催しました。両国の発酵食品関連企業、研究機関、大学関係者、食品専門家など、約80名が参加しました。
本シンポジウムでは、藤山大使による開会挨拶、小笠原PL及びCOI-NEXT Switzerland拠点長のVaucher博士による日スイスの参加者紹介の後、スイス連邦アグロスコープLooser博士及び東北大学五味名誉教授が基調講演を行いました。


Looser博士

シンポジウム後、在スイス日本国大使館広報文化センター(JICC)において、関係者のネットワークアペロを実施しました。同アペロでは、菊水酒造(株)、(株)ニコンソリューションズ 、 八海醸造(株)、(株)樋口松之助商店 、(株)フジワラテクノアート、白みりんミュージアム、発酵デパートメント、 長岡市、 長岡技術科学大学、ジェトロ・ジュネーブ事務所、JSPS ボン研究連絡センターが展示ブースを設け、各事業・団体の取組を紹介しました。また、日スイス両国の参加者から発酵食品の試食・試飲の提供も行われ、大使館からもビュッフェをご提供いただき、参加者はアペロを楽しみながら、発酵食品の科学と文化について語り合いました。


今回のシンポジウムを通して、両国の発酵食品関連企業、研究者のネットワークが強化され、「こうじ」を通して新たな研究、産業、人材交流が生まれる契機となれば幸いです。
ご講演頂きましたLooser博士、五味先生、ご出展、ご提供いただきました両国の企業ならびに公官庁の皆様、有難うございました。今後とも長岡技術科学大学COI-NEXT拠点の事業にご支援のほど、何卒よろしくお願い致します。
今後、ヨーロッパを中心に「八百万の慶び」の理念をグローバルに展開していきます。今後の拠点の活動に、引き続きご注目ください!