今年も『雪室(ゆきむろ)』の活用が本格始動します!
活動報告 2026.01.13

今年も『雪室(ゆきむろ)』の活用が本格始動します!

 長岡技術科学大学 COI-NEXT拠点では、”コメどころ”新潟の地に、資源完全循環型バイオコミュニティを築くことをビジョンに掲げ、様々な研究活動を行っています。そのうちの1つの取り組みを紹介します。

長岡技術科学大学はどこにあるの?
 本学が位置する新潟県長岡市は、日本でも有数の豪雪地です。そのような環境では、「雪」は住民にとっては厄介者でもあり、時には、安全・安心を脅かす大きな課題でもあります。一方で、見方を変えれば有効活用できる可能性を秘めた、豪雪地帯ならではの貴重な未利用資源でもあります。
 そこで、我々は、本学施設内に「雪室(ゆきむろ)」を構え、その「雪」をおコメの貯蔵に利活用する研究を行っています。

なぜ、冷蔵庫ではなく「雪室」なのか?
 一般的にお米の保存には電気冷蔵庫が使われますが、冷蔵庫内は乾燥しやすく、お米の水分が失われて食味が低下してしまうという課題があります。 一方、雪室の中は、低温かつ極めて高い湿度を安定して保つことができます。この「高湿度」こそが、お米の乾燥を防ぎ、収穫したての瑞々しさを長期間維持するための鍵となります。

これからの貯蔵に向けて、雪入れ作業を実施
 お米の収穫時期を経て、雪室貯蔵はいよいよこれからが本番です。 このたび、雪室の冷却能力を最大限に高め、次なる貯蔵シーズンを万全の状態で迎えるために、雪の搬入・積み増し作業を行いました。
 電気に頼りすぎず、雪国ならではの知恵を活かしたこの取り組みが、お米の品質にどのような素晴らしい効果をもたらすのか。

 私たちは、データ解析と食味評価を通じて、雪室貯蔵の可能性を科学的に証明していきます。
 今後の進展にぜひご注目ください。