バイオエコノミーコンソーシアム 第3回バイオサロンが開催されました
活動報告
2023.01.12
バイオエコノミーコンソーシアム 第3回バイオサロンが開催されました
テーマ「未利用魚の現状と有効活用に向けた検討について」
1月11日(水)にアオーレ長岡で第3回バイオサロンが開催されました。
寺泊漁業組合様より寺泊における未利用魚の状況と高付加価値を上げる取り組み、日本精機(株)様より未利用魚活用の取り組みについて話題提供いただきました。
また、福岡県(株)ベンナーズ井口(いのくち)様より、未利用魚を活用した先進的な事業内容についてご紹介いただきました。(株)ベンナーズ様では未利用魚のサブスク「Fishlle!」を運営しています。未利用魚もそれぞれの季節に旬の魚があり、「Fishlle!」はその月獲れた旬の魚を食べやすく美味しく調理したものを定期的にお届けするサービスです。どのようにして会社を立ち上げたのか、苦労したことなど貴重なお話をしていただきました。
話題提供後は未利用魚を使用した料理の試食会が行われました。
調理を行っていただいたのは1月16日から開催される「寺泊の魚を食べようプロジェクト」キャンペーンに参加している飲食店6店。ブナ鮭・エイヒレ・ボウズイカ・サメ・メギスを利用したメニューが並びました。
バイオサロン参加者と飲食店の方々で調理方法や工夫したこと、課題などの情報交換も行われました。 どのメニューも食べやすく美味しいものばかりで飲食店の方々の工夫や手間暇が感じられました。未利用魚を安定して活用するためには、漁獲量の把握や加工場所・方法など「食べる」までに課題が多くありそうです。
長岡市と寺泊漁業協同組合は、地場産魚介類の地元消費低迷、未利用魚の廃棄が深刻化する中、「限りある海の資源」として普段手にすることのない未利用魚を美味しく食べて知る「寺泊の魚を食べようプロジェクト」を市民に向けて2022年より提供・発信しています。