TANBO trip 2023を開催しました
TANBO trip 2023 2023.08.04

TANBO trip 2023を開催しました

7月29日(土)・30日(日)に米百俵プレイスミライエ長岡において「TANBO trip 2023~田んぼをミライへ お米を学ぶ!使う!食べる!~」を開催いたしました。

ご来場いただきました皆様、ご出店(出展)いただきました企業・機関の皆様、誠にありがとうございました。

本イベントは「“コメどころ”新潟地域共創による資源完全循環型バイオコミュニティ拠点」の取り組みや参画する企業・機関様の取り組みを市民の皆様に身近に感じていただき、産学官連携によるイベントとして「共創の場」を醸成する目的で開催しました。

7月29日(土)

ごはん同盟様トークショー「ごはんとお米のおいしい世界」

ごはん同盟様にお越しいただき、ごはん同盟を結んだ経歴や活動内容についてお話いただきました。

ごはん同盟様は農家さんが作ったおコメをただ食べるのではなく、より美味しくごはんを食べる人を増やしお米を応援するため活動されています。トークショーではお米の買い方から研ぎ方・炊き方まで詳しくレクチャーをしていただきました。

岩の原葡萄園様ワインセミナー「日本のワインぶどうの父・川上善兵衛を知る」

岩の原葡萄園様によるワインセミナーを開催しました。

日本ワインぶどうの父「川上善兵衛」や日本ワインぶどうの歴史について講演いただきワインの試飲をしながら日本のワインについて学べるセミナーでした。

新潟県醤油協業組合様「しょうゆの仕込み体験」

醤油についてお話いただき、ペットボトルにしょうゆ麹や塩水を入れもろみを仕込みました。仕込んだ醤油はご自宅で1年間熟成したら完成です。

イベント後もご自宅で発酵の魅力を感じていただける貴重なワークショップを行っていただきました。

お米を味わう会

COI-NEXT TANBOプロジェクトにご協力いただいている長岡市・新発田市の6つの農家さんのお米を味わうワークショップを行いました。

お米の品種は「コシヒカリ」をご用意しました。同じ品種でも各農家さんのお米のおいしさの違いを感じていただきました。

7月30日(日)

JAえちご中越presents「ヒカリ三代物語」

JAえちご中越 様ご協力のもと星豊一先生の講演会を開催しました。

星先生は新潟県職員を退職後、越後ながおか農業協同組合 稲作技術統括として稲作技術指導をされるとともに、特別栽培米(5割減・減栽培)「エコ5-5」運動の技術的支柱として、栽培普及活動に尽力されています。

新潟県における米の品種の変歴やコシヒカリの誕生秘話、コシヒカリの3代遡った「亀ノ尾」、コシヒカリの母「農林22号」、父「農林1号」の3品種の試食など貴重なお話をしていただきました。

味噌星六様 セミナー「星六 味噌を語る」

「味噌星六」は発酵の街 摂田屋にある無農薬・無添加の味噌 専門店です。

100%国産原料で安心・安全のこだわり、昔ながらの手造りみそ(1年もの・2年もの・3年もの)をお味噌汁でいただきながら、店主の星野正夫 様にこだわり味噌について講演いただきました。

両日

Nサイクル

長岡市・岩塚製菓・ホーネンアグリ・ネオス・本学で行っている「Nサイクル」プロジェクトの取り組みを紹介しました。

クイズパネルや塗り絵を通して市民の方に「Nサイクル」の取り組みだけでなく各企業・自治体・大学の取り組みもアピールできました。

SDGs教育ゲーム

学生が開発した子どもから大人まで楽しみながら学べるSDGsボードゲーム(SDGsカロム・SDGs活動ゲーム)やSDGsダイス作り、SDGs塗り絵、SDGs風車などを体験できるコーナーを設けました。多くの子ども・保護者の方々からお立ち寄りいただき、SDGsの取り組みについて多くの方に紹介いたしました。

自作モーターを使って競技しよう!

モーターを作り電気を流してどうやって動くのか体感するワークショップです。

多くの子どもや保護者の方にご参加いただき、家電やロボットに使われるモーターを身近に感じていただけたと思います。

ちいさないきもの微生物を観察してみよう!

Nikon様ご協力のもと顕微鏡を使って発酵食品に潜む微生物を観察するワークショップを行いました。

子どもから大人までご参加いただき微生物の大きなチカラを多くの方に感じていただきました。

ホール(ワークショップ)

*新潟農業総合研究所*

水田の深さ1mの土壌断面モノリスと田んぼに生える雑草(約1週間〜1ヶ月経過の雑草)の観察を行いました。普段何気なく見ている水田や雑草について深く知ることができました。

*新潟薬科大学*

食のクイズラリーを行いました。新潟薬科大学の応用生命科学部は、薬の専門家ではなく、食の専門家を育てるところであり、その食を勉強する学生達は大学で様々な商品を開発しています。多くのお子様に参加いただき応用生命科学部の取り組みを知っていただくことができました。

スタジオAB(物販・飲食)

お米や発酵に関する物販・飲食コーナーを設けました。

(出店企業)

八海醸造、なじらてい、江口だんご、ちとせ研究所、SoooooSカンパニー(Smile &)、カンティーナ・ジーオセット

他にもポスターや動画をご提供いただきミライエステップで展示・上映させていただきました。

参加者からは、様々な紹介を通して、身近にある田んぼやおコメについて「農家さんの苦労や農業の現状を改めて実感した」「お米や発酵食品について、もっと学びたい」などの声をいただきました。

大きなステークホルダーである市民に多くの参画機関と実施する「TANBOプロジェクト」についてお伝えする大変意味のある2日間となりました。

引き続き、参画・協力企業や研究機関、自治体の皆様、農家様、市民の皆様と共にプロジェクトを推進し、地域資源循環によるバイオコミュニティの実現に向けて取り組んでまいります。